次の文を読み106~108の問いに答えよ。
Aさん(73歳、女性)は、動悸の精密検査の目的で入院した。心電図や血液検査などで異常所見はなかったが、Aさんは全身倦怠感、食欲不振、腰痛、便秘などを訴え続け、薬物療法を行っているが症状は改善していないという。日中はぼんやりと過ごしており「心臓がドキドキして、ハッと朝早く目が覚め、死ぬんじゃないかと思い、その後眠れなくなる」と言う。
問題106
Aさんの状態で考えられるのはどれか。
1,脱抑制
2,慢性退行状態
3,認知機能の低下
4,自律神経失調症状
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問題107
Aさんは、夜、寝る前に「入院しているに治らない。こんなはずではなかった。ここにいても仕方がない」と看護師に訴えた。このときの看護師の対応で最も最適なのはどれか。
1,「薬が効くまでの我慢ですよ」
2,「治っているように見えますよ」
3,「治らないと感じるのはつらいですね」
4,「治っていないことを医師に相談しますか」
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問題108
Aさんは午前0時ころ覚醒し、ベッドサイドでため息をついている。看護師のAさんへの対応で最も適切なのはどれか。
1,就寝時間を遅くするように言う。
2,眠れなくても横になっているよう話す。
3,医師に確認して睡眠導入薬の服用を促す。
4,ベッドを離れるよう誘い、しばらく話をする。
次の文を読み109~111の問いに答えよ。
Aちゃんは39週0日に体重3,000gで出生した。両親との3人家族である。顔貌などの特徴や心室中隔欠損があることからダウン症候群(Down's syndrome)が強く疑われた。
問題109
出生当日、医師は、両親に染色体検査の必要性と、検査の結果が出てから詳しい話をすることを説明した。両親は大きなショックを受けていたが、検査に同意した。
Aちゃんの入院中における両親への看護師の対応で最も適切なのはどれか。
1,早期療育の必要性を説明する。
2,ダウン症候群(Down's syndorome)の親の会への入会を勧める。
3,ダウン症候群(Down's syndorome)の治療について説明をする。
4,一緒にAちゃんの世話をすることを提案する。
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問題110
出生8日目、Aちゃんの体重は2,990gになった。母親は「初めての子どもで不安でしたが、少しずつ育児に慣れてきました。でもうまく抱っこができません」と訴えた。
母親がAちゃんをうまく抱けない理由で考えられるのはどれか。
1,母親の愛着不足
2,Aちゃんの筋緊張の低下
3,Aちゃんの心室中隔欠損症(ventricular septal defect)
4,Aちゃんの体重の増加不良
問題111
その後、Aちゃんはダウン症候群(Down's syndrome)であると診断された。7か月児健康診査のためにAちゃんと母親が来院した。Aちゃんは常に口を開け、舌を出している。乳歯はまだ生えていない。首はすわっているが、お座りはできない。体重6,850g、哺乳量は650~700ml/日である。
Aちゃんの離乳食の開始時期で適切なのはどれか。
1,これからすぐに
2,乳歯が生え始めてから
3,体重が7,500gになってから
4,お座りができるようになってから
次の文を読み112~114の問いに答えよ
9歳のAちゃんは、2ヶ月前から口渇、多飲及び多尿があった。学校の健康診断で尿糖が陽性であったため、受診した。受診時の検査で、Aちゃんは血糖398mg/dl(食後3時間経過)、HbA1C9.3%、動脈血pH7.40、尿糖4、+尿ケトン体+で、1,型糖尿病(type 1 diabetes mellitus)の疑いで入院した。
問題112
Aちゃんのアセスメントで正しいのはどれか。2つ選べ。
1,高血糖
2,浸透圧利尿
3,腎機能の低下
4,ケトアシドーシス
5,グルカゴンの分泌低下
問題113
Aちゃんは1型糖尿病と診断され、インスリン注射4回法(朝・昼・夕に超速効型インスリン、就寝前に持続型インスリン)が開始された。
Aちゃんへのインスリン注射の指導で適切なのはどれか。
1,学校では注射をしない。
2,自己注射の習得を目指す。
3,毎回、同一部位に注射する。
4,注射は朝昼夕の食事の30分前に行う。
問題114
Aちゃんはインスリン療法を始めてからも食後2時間の血糖値が300~400mg/dlで高いため、超速攻型インスリンが増量された。また、退院後に学校で行う体育の授業を考え、80kcalの運動を15時に行うことになった。運動後、Aちゃんは悪心と手のふるえがあり、血糖値は54mg/dlであった。入院患者へ夕食が配膳されるのは18時である。
Aちゃんへの看護師の対応で優先されるのはどれか。
1,おにぎりを食べさせる。
2,低血糖症状の教育を行う。
3,グルコースを摂取させる。
4,夕食まで安静にするよう伝える。
次の文を読み、115~117の問いに答えよ。
Aさん(32歳、経産婦)は、身長160cmで、非妊時体重は52kgであった。
妊娠33週2日の妊婦健康診査では、体重59kg、血圧110/76mmHg、尿蛋白(-)、尿糖(-)、浮腫+、子宮底長は28cmである。胎児心拍の最良聴取部位は左臍棘線中央にあり、「最近、動くとおなかが頻繁に張ります。便秘がひどくなっているせいかもしれません」と言う。
問題115
Aさんへの保健指導で適切なのはどれか。
1,骨盤位体操を勧める。
2,市販の下剤を服用することを勧める。
3,水分の摂取量を減らすことを勧める。
4,外出を控え自宅で過ごすことを勧める。
問題116
妊娠36週0日の午前10時、Aさんは、子宮収縮が強くなったため入院した。Aさんは、午後3時に体温37.3℃、脈拍86/分、血圧128/80mmHgであった。Aさんに分娩監視装置を装着した結果、陣痛周期4分、胎児心拍基線は150bpm、基線細変動があり、一過性除脈はなかった。子宮口6cm開大で「陣痛のときに、いきみたい感じがでてきました」と言う。
この時点のアセスメントで適切なのはどれか。
1,分娩第2期である。
2,胎児心拍は正常である。
3,母体に感染の徴候がみられる。
4,努責を行うための指導が必要である。
問題117
2時間後にAさんは、2,650gの児を娩出した。児のアプガースコアは1分後、5分後ともに9点であり、羊水混濁はなかった。出生3時間後の児の状態は、体温36.8℃、心拍数145/分、呼吸数65/分で、四肢に軽度のチアノーゼが見られる。
児の状態で考えられるのはどれか。
1,無呼吸発作(apnea attack)
2,呼吸窮迫症候群<RDS>(respiratory distress syndrome)
3,胎便吸引症候群<MAS>(meconium aspiration syndrome)
4,新生児一過性多呼吸<TTN>(transient tachypnea of the newborn)
次の文を読み118~120の問いに答えよ。
Aさん(35歳、女性)は、夫と7歳の息子、2歳の娘と4人で暮らしている。ある日、震度6強の地震が起こり、Aさんの家は半壊した。Aさんは倒れてきた家具の下敷きになるところだったが、何とか免れ、家族は全員かすり傷程度の怪我で済んだ。被災後、家族は避難所である小学校で生活をしている。
問題118
被災して1週間が過ぎた。
避難所に派遣された看護師にAさんは、「地震の当日は不安が強く、突然怖くなりドキドキしました。
考えがまとまらず、夢を見ているような感覚でした。翌日からはだいぶ落ち着き、日々楽になっている感じがします」と話した。
Aさんの状態で最も考えられるのはどれか。
1,心気症(hypochondria)
2,身体化障害(somatization disorder)
3,強迫性障害(obsessive-cmpulsive disorder)
4,心的外傷後ストレス反応(post-traumatic response)
問題119
Aさんから、「また地震の日のような状態になってしまうことが不安です。大丈夫でしょうか」と看護師に相談があった。
Aさんへの看護師の対応で適切なのはどうか。
1,「すぐに受診をした方が良いと思います」
2,「つらい体験は早く忘れるようにしましょう」
3,「誰にでもよいので積極的に自分の体験を話してください」
4,「気分転換にご主人と一緒に家の片付けなどしてはいかがでしょう」
5,「強いストレスを体験したときには誰もがなり得る正常な反応です」
問題120
Aさんから、「7歳の息子がおねしょをするようになりました。落ち着きがなくなり、まとわりついてきます。2歳の娘の世話で精一杯なのに、息子に対してどう接したらよいでしょうか」と看護師に相談があった。
Aさんへの看護師の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
1,「兄である自覚をもたせるようにしましょう」
2,「スキンシップを多くとるようにしましょう」
3,「息子さんの状態は気にしない方がよいですよ」
4,「なるべく一人で行動させるなど、自立を促すようにしましょう」
5,「『怖かったね、でももう大丈夫』など、安心させる言葉をかけて下さい」
