状況設定問題は、長文設問から、状況判断を行い解答していく形式になり、看護師国家試験において、最も配点の高い問題が状況設定問題です。これは、現場シーンを想定した、ケーススタディ形式で設問している、より実践的な問題だからだと言えます。
基礎的な知識をもとに、看護現場では、常に判断が問われますので、それに伴い、状況設定問題を読み解く力の重要性も強く求められます。
つまり、そこで点数を稼ぐこと"は総合点数をアップさせ、より合格に近づくことになると言えます。
必修や、一般問題に加え、状況設定問題は問題文が他より長く、総合的な知識を駆使して、答えを導き、会話形式などで特有の表現が使用されているケースが多いと言えます。
看護師国家試験では、必修問題は50点満点中40点(8割)以上、一般問題と状況設定問題はその年によって異なる得点(6~7割)以上の両方を満たすと合格になります。
必修問題は毎年変わらず80%以上正答しなければいけないと言われています。それに対して一般問題・状況設定問題は、問題の難易度や受験生のレベル等で毎年変化します。
第99回看護師国家試験(※1)
必修問題(※2):50点のうち、40点が合格ラインとなりました。
一般問題状況設定問題:250点のうち、151点(60%)が合格ラインとなりました。
第98回看護師国家試験
必修問題:30点のうち、24点が合格ラインとなりました。
一般問題状況設定問題:270点のうち、174点(64%)が合格ラインとなりました。
第97回看護師国家試験
必修問題:30点のうち、24点が合格ラインとなりました。
一般問題状況設定問題:270点のうち、180点(67%)が合格ラインとなりました。
第96回看護師国家試験
必修問題:30点のうち、24点が合格ラインとなりました。
一般問題状況設定問題:269点(※3)のうち、194点(72%)が合格ラインとなりました。
第95回看護師国家試験
必修問題:29点(※3)のうち、23点が合格ラインとなりました。
一般問題状況設定問題:269点(※3)のうち、176点(65%)が合格ラインとなりました。
第94回看護師国家試験
必修問題:30点のうち、24点が合格ラインとなりました。
一般問題状況設定問題:269点(※3)のうち、165点(61%)が合格ラインとなりました。
※1
第98回までは必修問題、一般問題、状況設定問題がそれぞれ30問、150問、60問出題されていましたが、第99回からはそれぞれ50問、130問、60問になりました。
※2
必修問題50問のうち6問が必修問題としては妥当ではないと判断され、採点対象から除外されました。但し、正解した受験者については採点対象に含めます。つまり、上記6問全てが不正解の場合、44点の80%である35.2点以上(35点以上か36点以上かは現段階では不明)を得点することが合格の条件の1つとなります。
※3
必修問題が30点、一般問題・状況設定問題が270点に満たないのは、不適切問題があり採点から除外になったためです。
